最大56万円“転職まで”国が支援『リスキリング』賃上げ実現へ…政府が新制度(2023年6月20日)

ANNニュース速報

政府は20日、転職を目的に『Re-skilling(リスキリング)』いわゆる“学びなおし”にかかる費用を支援する新制度を発表しました。

西村経済産業大臣:「所得を向上する、上げていくためには、キャリアアップが必要ですので、そうした方向性をぜひ応援をしていきたい」

費用は、1人あたり40万を上限に、受講費用などの半額が補助されます。さらに、転職に成功し、1年間継続して働いている場合は16万円が追加で支給されるため、最大で56万円の補助となります。ただ、対象は今、企業などで働いていて、転職する人に限られます。

東京都内の一室で開かれていたのは、IT業界などへの転職を目指す人向けのオンライン講座です。

講師:「前回の内容、ほぼ大枠問題なかったかなと」
IT業界を志望:「ずっと続けていく感じでいいですか?方針整理から」
講師:「方針整理から、きょうは通しでやってみていただいて…」

3カ月間で約250時間のカリキュラム、就職対策の面談は12回ほど行います。費用は約60万円で、就職先の紹介も行っています。

“学び直し”講座を行う『WorX』藤原義人CEO:「転職・キャリアチェンジにコストを投じるというのが(日本に)まだ根付いていない。今は珍しいものだと思うが、徐々に選択肢として当たり前の1本になるのでは」

政府の新制度に街の人々は…。

20代不動産業:「(Q.もし転職するとしたら)今、不動産業なんですけど、ITは全く業界が違うので、学べるのであれば使ってみたい。(支援制度が)踏み込む材料になるかも」

50代営業:「政府の補助金が出るのであれば、大いに活用したい。全く自分が持っていないスキルを学ぶうえでは、そういった補助金で新しい分野に挑戦する活力にもなる」

一方でこんな声も…。

40代個人事業主:「『そこじゃないんだ!』って、聞いて今すごく思いました。ちょっと税金の使い方の優先順位としては違うかなと」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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