先端技術を中国企業に漏洩（ろうえい）したとして、国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の主任研究員の中国籍の59歳の男が逮捕されました。
国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の主任研究員で中国籍の権恒道容疑者（59）は2018年4月、研究所の「フッ素化合物」の合成に関する「営業秘密」を中国の企業に漏洩した疑いが持たれています。
警視庁公安部によりますと、権容疑者は2002年から研究所の研究員として勤務していて、自身が研究していたデータをメールで送ったということです。
警視庁は今後、男と漏洩先からの見返りなどについて詳しく調べる方針です。
産業技術総合研究所は「研究所職員が不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾です。警察の捜査に全面的に協力するとともに、厳正に対処する所存です」とコメントしています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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