23日は、フェーン現象により、日本海側を中心に気温が上がりました。猛暑日は260地点。8月では3番目に多い、暑い1日となりました。
日本で一番暑くなった兵庫県豊岡市は、観測史上1位となる39.7度を記録。8月の終わりとしては異例のことです。
富山市では、午後0時半ごろ、39.2度を記録しました。
富山市民
「この先が怖いですよ。人間まで焦げちゃうんじゃないかな」
射水市の一部の梨農家では、強い日差しで梨がヤケてしまうことも。さらに、追い打ちをかける心配ごとがあります。
関果樹園・関英明さん
「台風が来ると、どうしても梨が揺らされて落ちてしまう。最盛期を迎えるところなので、とても心配しています」
発達を続けながら日本に向かっている台風10号。一時的に『非常に強い』勢力まで発達する予想で、27日から28日にかけて列島を縦断する恐れがあります。
2018年9月、徳島県南部に上陸した台風21号。海抜の低い関西国際空港は、広範囲で浸水し、ターミナルは長時間にわたり停電。最大瞬間風速58.1メートルの猛烈な風も吹きました。
今回の台風10号は、この21号と進み方が似ているのです。
交通機関にも影響が出そうです。
JR東海と西日本は、東海道新幹線と山陽新幹線について、27日~28日を中心とした一定の期間、全線または一部区間で計画運休や運転見合わせが発生する可能性があると発表しました。
また、大阪・関西万博会場のシンボル『大屋根リング』は、21日、つながったばかりです。
工事関係者
「台風対策、万全にやってくださいってことなので、きょうから準備を進めていく段階。風散養生は、きょうからやってくれと指示は出てます」
万博の広報によりますと、23日、工事関係者らと対策を協議。海外パビリオンなどの施工事業者にも注意を呼び掛けるとともに、台風通過後の点検などの段取り確認をしているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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