マイナンバーカードと健康保険証を一体化させた「マイナ保険証」の利用率が低迷するなか、救急車での救急搬送の際にもマイナ保険証を活用する実証実験が始まりました。
総務省消防庁は、救急車の中で患者が持っているマイナ保険証を専用の端末で読み込み、診療情報や服用している薬などを把握することで、搬送先の病院の選定や治療に役立てたいとしています。
現行の健康保険証の発行は今年12月で終了しますが、厚労省によりますと、マイナ保険証の利用率は6%台にとどまっていて、普及率を上げることが課題となっています。
平塚市消防本部 消防救急課 松田一紀課長
「実際身に着けて持ち歩いている方は非常にまだまだ少ないというところ、医療機関との連携、ひも付けをされているというのもまだまだ少ない状況になっています。いざという時のために持っていただくように広報していきたいなと考えております」
実証実験は全国の消防署に順次拡大する予定で、来年度の本格実施を目指しています。
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