人気歌手テイラー・スウィフトさんのシンガポール公演について、近隣諸国から批判が相次いでいることに対して、シンガポールの首相が補助金を出したことを認めたうえで反論しました。
シンガポール リー・シェンロン首相
「テイラーさん側に我々の観光開発基金から、ある程度のインセンティブが支払われた」
テイラー・スウィフトさんの公演の招致を巡っては、シンガポール政府が「他の東南アジアの都市で公演を行わない」ことを条件に補助金を出して実現させたとして、タイやフィリピンから批判が相次いでいました。
5日、この問題について問われたシンガポールのリー・シェンロン首相は、条件交渉したことやコロナ禍の観光復興の補助金の一部をテイラー・スウィフトさん側に提供したことを認めました。
リー首相は「公演が地域全体から客や善意を呼び込んだことで相互利益がある」と述べたうえで、「仮に交渉がまとまっていなければ、彼女は他の東南アジアの都市で公演をしただろうか。多分、そうはならなかっただろう」と付け加えました。
問題を巡ってはタイの首相が東南アジアでシンガポール公演のみを条件とした点に反発したほか、フィリピンの政治家からは「良き隣人のすることではない」などと批判が相次いでいました。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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