英チャールズ国王がケニアを公式訪問 植民地時代の謝罪を求める声も(2023年10月31日)

ANNニュース速報

 イギリスのチャールズ国王がアフリカのケニアを公式訪問しています。植民地時代のイギリスによる弾圧について、国王に謝罪を求める声も上がっています。

 チャールズ国王は31日、ケニアの首都ナイロビでルト大統領らに出迎えられました。

 チャールズ国王がイギリス連邦の国を訪れるのは即位後初めてで、12月にケニアが独立から60周年になるのを前に現在の「両国の温かい関係」をたたえるということです。

 かつてイギリスの植民地だったケニアでは、1952年から1960年にかけてイギリス統治への反乱が弾圧された歴史があり、チャールズ国王は博物館などを訪れて理解を深める予定です。

 植民地時代の残虐行為や奴隷貿易などを巡っては、チャールズ国王に対し、アフリカ諸国の人たちから「国を代表した謝罪」を求める声も上がっています。
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