九州北部の大雨 5400キロに及ぶ「大気の川」が発生 大量の水蒸気が流れ込む(2023年7月12日)

ANNニュース速報

 10日に起きた九州北部の大雨の際、日本上空に大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」が発生していたことが分かりました。

 筑波大学・釜江陽一助教:「大気の川のような現象が発生していたことで、線状降水帯がより多く、そして強い線状降水帯が発生しやすくなっていた。梅雨の末期の7月の平年と比べて1.4倍ほどの水蒸気が上空にあった」

 筑波大学の釜江助教の分析によると、10日の日本上空に中国南東部から約5400キロに及ぶ「大気の川」が発生し、大量の水蒸気が九州上空などに供給され続ける特殊な状況だったことが分かりました。

 「大気の川」は、大気中の水蒸気が帯状に流れ込む現象で、釜江助教は、今回のような大雨がこの夏、再び起こる可能性があるとして警戒を呼び掛けています。
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