性加害問題 ジャニーズ事務所が“再発防止策”を発表 相談窓口など設置(2023年5月26日)

ANNニュース速報

ジャニーズ事務所に所属していた男性がジャニー喜多川氏による性加害を訴えている問題で、事務所は26日、相談窓口の設置などの対応策を公表しました。

元ジャニーズJr.の橋田康さん(37)は、中学1年生の時に、ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと訴え、国会のヒアリングなどで証言してきました。26日の会見でも、保護者以外からの性被害を防ぐための児童虐待防止法の改正を改めて訴えました。また、自身で「相談窓口」を作り、事務所と直接交渉するという新たなビジョンも明かしました。

橋田康さん:「私が同じ被害に遭った人間として、元Jr.の皆さんからのお話を聞き、彼らの声を集め、ジャニーズ事務所との懸け橋になれればと思っています」

証言を重ねるなかで、心ない声に晒されることもあった橋田さん。それでも伝え続ける、強い思いも語りました。

橋田康さん:「ひとえにお世話になったジャニーズ事務所の問題が早く終結し、新しいスタートを切ってもらいたいから。日本の芸能界、エンターテインメントがより良い方向に向かって、いい場になることを願ってのことです」

一方、ジャニーズ事務所は26日、経営改革の推進とコンプライアンス強化に関する取り組みについて、書面で発表しました。

まず、外部専門家による再発防止特別チームとして、前検事総長・林眞琴氏ら3人に、再発防止策の策定・提言を行ってもらうとしています。

また、新たな社外取締役として、財務省主計局主計官や環境省事務次官を歴任した、日本製鉄顧問・中井徳太郎氏、侍ジャパンのヘッドコーチ、白井一幸氏、コンプライアンスや企業ガバナンスを専門とする弁護士・藤井麻莉氏の3人を選任したということです。

さらに、被害を訴えている方々に対応する外部相談窓口を、今月31日に開くことも明らかにしました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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