藤波辰爾さん「アントニオ猪木になりたくて」さらば『燃える闘魂』お別れの会に7000人(2023年3月7日)

去年10月に亡くなったアントニオ猪木さんのお別れの会が、東京の両国国技館で開かれました。

関係者やファンなど約7000人が参列し『燃える闘魂』に別れを告げました。

式壇への道は赤いマフラーをイメージ。遺影の下にはリングが設置され、愛用のガウンも飾られました。

古舘伊知郎さん:「どうして猪木さん。猪木さんの試合、湯水のように言葉が出てくるか。新人アナのころ、僕には分かりませんでした。少し経ってから、分かってくるようになってきました。そうだ。アントニオ猪木の頭の中には、試合のイメージが必ずある。だったら、私はアントニオ猪木の頭の中に入っていって、そして、そのイメージや物語をくみ取って、通常の言葉に転換をし直して、リング下、放送席でしゃべり続ければいいんだ。アントニオ猪木という存在は肉体言語なんだと。深く深く感謝します。猪木さん、最後まで肉体のブルースを奏でてくれて、ありがとう。アントニオ猪木。そして、さようなら。猪木寛至さん」

ドリー・ファンクJr.さん:「アントニオ猪木は『闘魂』そのもので、永遠に歴史、そして我々の心に存在します。」

タイガー・ジェット・シンさん:「今日は皆さまで、レジェンドである猪木さんの功績をお祝いしましょう。神が彼の魂を見守ってくれますように。猪木さん!イチバーン!No.1!」

猪木さんの一番弟子・藤波辰爾さん:「初めてあなたに会ったのは、16歳でした。私は今、69歳になりました。気がつけば53年の月日が流れました。田舎の少年が、ブラウン管に映し出される、あなたの勇姿に夢を見て、憧れました。アントニオ猪木になりたくて。本気でそう思いました。技も髪形も洋服も、すべてあなたのまねをしました。あなたに出会い、私の人生は大きく変わりました。1988年8月8日、横浜文化体育館での、あなたとのタイトルマッチは、私にとってかけがえのない思い出です。あなたにベルトを巻いてもらったことが、この上ない喜びでした。あなたは私の永遠の師匠であり、不滅のヒーローです。あなたにとって、初めて許された休息の時。ゆっくりと安らかにお休みください。でも時々、リングに会いに来てください。僕はいつでも帰りを待っています」

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