富山・入善町沖に国内初100%民間企業出資の洋上風力発電(2023年2月15日)

ANNニュース速報

 富山県入善町の沖合いでは来月から、秋田市の民間企業が洋上風力発電の海上工事に着手します。これを受け、地元と施工企業による共同記者会見が入善町で開かれました。

 ウェンティ・ジャパン、佐藤裕之社長:「今回の工事は日本で最大・日本初と言ってもいい大型SEP船を清水建設様でご活用いただく第1号となりますので、全国世界から注目を浴びることになるかと思います」

 日本各地で風力発電事業を行う秋田市の企業「ウェンティ・ジャパン」は入善町沖に3000キロワット級の風車を3基設置します。

 発電した電力はすべて「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用し、北陸電力送配電に売電する計画です。

 最大出力は一般家庭3600世帯分の電力使用量にあたります。

 今回の海上工事では東京都の清水建設が新たに建造したSEP船が使用されます。

 クレーン能力は2500トンで、タグボートなどが不要な自航式。

 基礎の打設から風車の据え付けまですべてSEP船で施工可能です。

 総事業費はおよそ60億円。

 民間企業が100%出資する一般海域での洋上風力発電事業は全国初となります。

 富山県入善町・笹島春人町長:「カーボンニュートラルの取り組みが求められる今日においては全国から注目される施設になるのではと感じております」

 海上での工事は来月から開始され、竣工予定は今年8月。

 9月1日からの運転開始を目指すということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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