■労働党の党首は初…官邸の“主”
14年ぶりの政権交代を果たし、首相に就任したスターマー氏。そして、首相官邸へと入っていったのだが、実は首相官邸のダウニング街10番地には“主”がいる。
猫の「ラリー」だ。
2011年、当時のキャメロン首相の時に、動物愛護施設からやってきたラリーはネズミ捕りが上手と評価され、「ネズミ捕獲長」に任命された。
当初はおびえた表情を見せていたが、徐々に風格を表し、ついには官邸の主となり、一躍イギリス国内で人気者となった。
縄張り意識が高く、ジョンソン元首相の愛犬、ディリンが首相官邸にやってきた時には、自分の敷地だと言わんばかりに寝そべり、アピール。
そしてジョンソン元首相がロックダウン中にパーティーをしていた問題で、辞任に追いやられた時には…。
記者
「ジョンソン氏に辞任を求めたのかい?」
そして今回、ラリーは6人目の首相を迎えることとなった。ちなみに、労働党の党首を迎え入れるのは初めてだ。
■多岐にわたるラリーの“任務”
多くの首相を迎えてきたラリーは、ネズミ駆除以外にも重要な役割があるようだ。
首相官邸のホームページによると、ラリーの仕事はネズミ駆除に加えて訪問者の出迎えや、防犯設備の点検、さらには家具の寝心地チェックなどがあるという。
そして、ラリーの存在自体が大きな役割を果たしている。
イギリスメディアは、ラリーは政治のイメージを和らげラリーと一緒にいる姿を見せることで、首相の人間らしさや親しみやすさが演出できると伝えている。
さらに、国外の要人らが首相官邸を訪れた時にはラリーと触れ合うことによって、和やかな雰囲気を作り上げることもできるそうだ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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