各国の経営環境などを評価した「世界競争力ランキング」が発表され、今年、日本は過去最低の38位でした。
スイスのビジネススクール「IMD」は世界67の国と地域について、統計データと経営者への意識調査を基に経営環境や政策などを評価し、「世界競争力ランキング」として発表しています。
今年、日本は過去最低の38位で、主要7カ国では、イタリアに次いで低い順位でした。
「ビジネスの効率性」に関する項目が軒並み低評価だったことが全体を押し下げました。
なかでも「起業家精神」や「企業の機敏性」については、最下位でした。
また、IMD世界競争力センターは、歴史的な円安が、日本の順位低下に影響したとしたうえで、「国内で年金受給者の購買力低下や財政の不均衡といった問題を生み出している」と指摘しています。
全体では、4年ぶりにシンガポールが首位となり、スイス、デンマークが続きました。
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