JAXA(宇宙航空研究開発機構)は日本初の月面着陸に成功後、休眠状態だった無人探査機「SLIM」が復旧したと明らかにしました。マイナス170℃まで下がる月面の過酷な環境で2回目の「越夜」に成功したとしています。
JAXAによりますと、SLIMが起動するのに十分な太陽光が太陽電池パネルに当たると期待されたことから、3月27日夜から復旧作業を実施したところ、通信が再開されたということです。
搭載カメラで月面の様子の撮影にも成功しました。
月では約2週間ごとに昼夜が入れ替わり、温度もマイナス170℃まで下がります。
SLIMは1月20日に日本初の月面着陸に成功しましたが、想定とは異なる姿勢で着陸したため、太陽光発電が機能しない状態になり、1月31日に予定の運用を終了しました。
その後、2月25日には月面の過酷な環境を乗り越える越夜に成功しましたが、約1カ月後に2回目の成功という快挙を成し遂げました。
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