ロシアの中央選挙管理委員会が3月の大統領選挙の候補者としてプーチン大統領を登録しました。
ロシアの中央選挙管理委員会は29日、プーチン氏が提出した30万人以上の署名を有効だと判断し、プーチン氏を全会一致で「無所属」候補として登録しました。
ウクライナでの特別軍事作戦を継続するうえで、選挙を通じて強い国民の支持を得ていると示したい考えです。
政党から立候補する場合は、署名の提出は不要で、共産党や自由民主党などからすでに3人が登録されています。
プーチン氏は4人目の候補者となります。
一方、「反戦」を掲げる元下院議員のナジェージュジン氏が候補者として登録されるかに注目が集まっています。
ナジェージュジン氏は、ウクライナへの侵攻を「プーチンの致命的な失敗」だと指摘し停戦交渉を呼び掛けています。
各地で署名を希望するロシア人の長蛇の列ができるなど急激に支持を広げていて、期限の31日までに必要とされる10万件以上の署名を提出する予定です。
独立系メディアはロシア大統領府は「反戦」ムードの広がりを警戒し、署名の不備を理由にナジェージュジン氏の登録を拒否するよう干渉する方針だと報じています。
ナジェージュジン氏はすでに20万件以上の署名を集めていて、不備のない署名を厳選して手続きを行う方針ですが、登録が拒否された場合も、署名者たちに抗議集会の開催を呼び掛けるなどしてプーチン政権と対峙していく構えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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