ALPS処理水海洋放出 岸田総理「国際慣行に沿っている」 中韓の原発も同様と指摘(2023年3月13日)

 福島第一原子力発電所の処理水の放出が夏までに行われることを巡り、岸田総理大臣は13日の国会で「海洋放出は国際慣行に沿っている」と強調しました。

 日本維新の会・柳ケ瀬総務会長:「中国や韓国の原発から放出されている年間のトリチウム量は福島で予定している年間の放出量の数倍にもなると、こういった事実をですね、国内外に的確に発信していくということが必要と考えますけれども、総理の見解を伺います」

 岸田総理大臣:「規制基準を順守したALPS処理水の海洋放出は国際慣行に沿うものであり、国際原子力機関も技術的に実現可能であり、国際慣行にも沿っている、このように評価しています」

 岸田総理は処理水の放出に反対する中国や韓国を含め「世界の多くの原子力関連施設がトリチウムを含む液体廃棄物を海洋等に放出している」と指摘しました。

 そのうえで、規制基準を順守した処理水の放出は「国際慣行に沿った処分方法だと丁寧に分かりやすく発信したい」と述べました。
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