ウクライナから避難・・・16歳の少女が描く“故郷”(2022年5月24日)

ロシアによるウクライナ侵攻から24日で3カ月。ウクライナから国外へ避難した人は約660万人に上り、日本に避難した人も1000人を超えています。

絵を描くのが大好きなズラタ・イバシュコワさん(16)も、その一人。避難先として選んだ日本で、新たな生活を始めています。

ズラタさんの故郷はウクライナ東部の街・ドニプロ。いまもロシア軍の砲撃にさらされ続けています。私たちがズラタさんと出会ったのは、侵攻から1カ月経った3月のこと。戦禍を逃れるため、国境を越えた直後のことでした。

ズラタさんは、ポーランドに滞在しながら、日本への避難を待ち望んでいました。そして、先月9日、ようやく飛行機のチケット代を工面し、来日を果たしたのです。

横浜市内の受け入れ家族のもとで、新たな生活がスタートしました。学校にも入学。日本語を身につけながら、デッサンなども学べる、ズラタさんにとって、願ってもない環境です。

来日から1カ月。話を聞きました。
ズラタ・イバシュコワさん:「(Q.日本に向かうときはどんな気持ちだった)出発するときは、日本は新しいことがあるからチャレンジしないといけないと覚悟していた。(Q.日本に住むようになって生まれた夢は)数年、経って帰るのではなく、ずっと住んで、ちゃんとした仕事したい。漫画家になりたい。(Q.戦争はこれから作る作品に影響する)それはあると思う。戦争の近くにいたから、作品を作るのに経験になる」

夢に向かって歩み始めた16歳。ただ、ウクライナに残っている家族のことは心配です。
ズラタ・イバシュコワさん:「家に帰ると、お母さんがいる気がするけどいない。お母さんも私が帰って来ると思っているけど、私はいない。お互い少し寂しい」

心の支えになっているのは、平和なころの故郷の景色です。
ズラタ・イバシュコワさん:「横浜を歩いているとドニプロに似ている。見慣れた風景と似ているから安心する。(Q.故郷はどんな色の街だった)薄い青色。空と雲の色を合わせた。戦争が続いてほしいなんて思ったことない。始まってほしいと思ったこともない。平和に戻って(故郷が)前より良くなってほしい」
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