「世界を変える30歳未満」に選出! “ゲームトレーナー”東佑丞18歳(2022年2月6日)

メジャーリーガー・大谷翔平
オリンピック日本人最年少メダリスト開心那
そんな世界的スポーツ選手と肩を並べた男性が茨城県・つくば市にいる。
東佑丞さん 18歳。
佑丞さんが選ばれたのはビジネス誌「フォーブスジャパン」が選ぶ
日本発「世界を変える30歳未満」の30人。
選ばれるのには、厳しい条件があるという。

フォーブスジャパン 薦田美奈子 副編集長
「グローバルな舞台で活躍している、もしくは
これからグローバルに出ていく可能性のある人
 もう1つが、業界の常識を覆すような新しい取り組みをしている人」

子どもの頃から好きだったあるモノで、
今回の賞を手にした佑丞(ゆうすけ)さん。
ただ、その理由に「バイク」は無関係だ。

では、何をして「世界を変える」というのか。
そのヒントは、自宅の部屋にあった・・・。

日本発「世界を変える30歳未満」の30人に
選出された18歳の東佑丞さん

その佑丞さんの部屋をみせてもらうと・・・。

ベッドとパソコンだけが置かれたシンプルなレイアウトだが・・・
モニターが3つも並んでいて存在感を放っている。

東佑丞さん(18)
「やっぱり“ゲムトレ”でいろんな人に教えていくっていう以上/
お金をかけて(環境を)作ろうかなって思って」

実は佑丞さん、『ゲムトレ』という会社で、オンラインの家庭教師を務めている。

東佑丞さん(18)
「ホドンくんよろしくお願いします」
ホドン君(11)
「よろしくお願いします」
東佑丞さん(18)
「はい よろしく!」

一体、何を教えているのか・・・。

東佑丞さん(18)
「なるほどね 自分のノルマラインは150」

なんと、ゲームだ。

佑丞さんが所属する「ゲムトレ」にはゲームトレーナー30人が在籍している。
その採用率は、1割という狭き門。

佑丞さんは、世界的に有名なオンラインゲームの全国大会で、
1138チーム中6位入賞を果たした実力者なのだ。

ゲームの大会だからと言って侮ってはいけない。
世界大会ともなれば、その優勝賞金は3億円を超える。

東佑丞さん(18)
「どういうやられ方が多かった?」
ホドン君(11)
「大体上にいつの間にか入り込まれていた
 囲まれてからやられていた」
東佑丞さん(18)
「いいねいいね!結構分析できている
 自己分析ができれば自分で改善策をみつけていけるから」

そして、この授業は、プロゲーマーの育成だけを目的にしているわけではない。

ホドン君(11)
「問題です ホドンは(授業が)終わったらどこへ行くでしょう?」
東佑丞さん(18)
「うわー めちゃめちゃ難しいのきたな99%当たらない問題が来たけど当てるわ 俺
イオンモールだ!」
ホドン君(11)
「ブブー」
東佑丞さん(18)
「あーダメか どこに行くの?」
ホドン君(11)
「親戚の家!」
東佑丞さん(18)
「あーなんか そもそも考え方が違ってた 残念」

ゲームの合間の雑談で、
コミュニケーション能力を高めているのだ。

名古屋市に住む、生徒のホドンくんは、
佑丞さんに教わって2年が経つ。
きっかけは母からの勧めだった。

ホドン君の母
「成功体験が少ないなって思ったので。ゲームの中では成功体験があるよね/
 夢中になってやっているうちに『これができたんだ』って先生が提示してくれて
『次こういう風に目標があるね』『次どうだった』
って確認作業を毎回してくれるんですよね/その目の前の目標 小さな達成が
すごく子どもには大事なんだなと思います」

2年前、ホドン君は学校生活に疲れ、自信を失っているようだったという。
佑丞さんは、そんな子どもたちの気持ちが、自身の経験から理解できる。

東佑丞さん(18)
「本当にもう不登校児でした。登校拒否もありましたし小学2年生くらいからですかね。
元々人と同じことをするのが苦手だったり
学校という場が嫌いだったっていうのがあって
本当に同年代と話すのが苦手だったので休んでは父の会社に行っていました
大人の人と話すのは好きだったので」

佑丞さんの父・宏充(ひろみつ)さんは、「家にこもるくらいなら」と
積極的に自分の勤める会社に息子を連れ出した。

東佑丞さんの父・宏充さん
「本人の中ではきっと葛藤がいろいろあったんだと思うんですけど親としては/
ものすごい不安に苛まれるところが本当にスタートで
 そこから年を重ねるごとにお互い成長していくみたいなところがありました」
 
そして今、佑丞さんを育てた父は、「不登校」という問題をこう捉えている。

東佑丞さんの父・宏充さん
「それも多様性みたいな感じなので
お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんもみんな応援してあげることで
何か新しい時代が始まっていくんじゃないかなっていう気がしますね」
 
佑丞さんは今、ゲームを入り口に、不登校など現代の子どもたちが抱える問題を、
解決できる術を模索している。
その将来性が認められ「世界を変える30人」に選出されたのだ。

東佑丞さん(18)
「社会的な問題も含めてSDGs的な考え方が重要視されていますから
教育という面では不登校という問題をも巻き込んで
eスポーツというものも発展させていければいいかなと僕の中では思っていますね」

(2022年1月27日放送『大下容子 ワイド!スクランブル』より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp