各地で徐々に日常が・・・約1年ぶり“時短”全面解除(2021年10月25日)

25日から東京都や大阪府などで約1年ぶりに飲食店などの時短要請が全面解除されました。

東京・日本橋にある海鮮居酒屋では、名物のマグロの解体ショーを開催。通常、水曜と金曜・土曜に行うのですが、今週は、土曜日まで毎日としました。営業は、午後5時~11時までの通常営業に戻しました。また、ワクチン接種済み証明書を見せれば、イクラをサービスしています。ただ、全面解除に伴い、本マグロは、市場価格が2割~3割高騰。同じく、イクラも値が上がっています。
たいこ茶屋の大将・嵯峨完さん:「心意気。今まで我慢に我慢に我慢を重ねてやってきたから、それが解除されたわけだから、ありがとうセールですよ」

動き出したのは、飲食店だけではありません。東京ディズニーランドでは、2年ぶりにハロウィーン・イベントが行われました。25日~29日まで、限定のチケットを購入すれば、午前10時の開園時間より2時間早く入場でき、仮装も楽しめます。
入園者:「きょうは朝、起きたのは4時半。2年ぶりの仮装なので、歩いてくるときに人の波で感動して、日常が返ってきたなって泣きそうになった」
ディズニーランドとディズニーシーは、1万人に制限していた、入園者数の上限を、25日から、段階的に引き上げます。

東京・渋谷区を中心に飲食店などへ氷を配達している会社では25日、かなり注文が増えました。ただ、コロナ前の状態には、まだまだ及ばないといいます。
冨士氷室・植松寛社長:「この時期だと、秋の祭りとか、国のフェスティバルがあったり、あとは会社の中でのパーティーをするので、全体の2割くらい占めていたので、それが今ほぼゼロ。そういう意味では、飲食の客が100%戻ってきても8割くらい」

東京・新橋にある居酒屋チェーンの店舗は、半年ぶりに営業を再開しました。1都3県にある47店舗のうち、すでに38店舗が再開。さらに、25日、3店舗が再開しました。しかし、6店舗については、アルバイトが集まらず、断念しました。

新橋の店舗では、開店直後、早くも1組目が来店しました。午後7時過ぎ、お客の入りは2割程度です。
博多劇場新橋2号店の店舗責任者・竹本葵さん:「お客さん来てくれるか不安はあったんけど、こうやって来てくれるお客さんもいるのでうれしい。こういう光景が当たり前じゃないと休業期間中に痛感して、改めて通常営業できることに、感謝の気持ちでいっぱい」

緊急事態宣言中にも、路上飲みをする人の姿が見られた渋谷の街。今年も、仮装をした大勢の若者でにぎわうハロウィーンの季節となりました。去年は新型コロナの影響で、例年と比べて少ない人出でした。しかし、今年は1年近く続いた時短営業が解除された直後とあって、警戒感が高まります。渋谷区では今週末、条例に基づいて、渋谷駅周辺の路上での飲酒制限を実施。コンビニなどには、酒の販売を自粛するよう呼び掛けます。

25日から飲食店でのカラオケも解除となりました。四谷三丁目の交差点を見下ろすカラオケスナック。午後7時のオープンと共に常連客がやってきました。
ダイニングバー高樹のオーナー・高木春美さん:「開けてもお客さんが来ないのではという危機感は、ずっとあったので、みなさん初日から来ていただいて、とても安心している。一度、離れた方で、戻ってこない方もいる。みんなの生活の仕方が変わっちゃったので、(今後)どうなるのかなという不安はある」

新型コロナウイルスの新規感染者が26人だった大阪府。午後6時、通天閣のライトアップが黄色から緑に変わりました。府独自の基準『大阪モデル』で、警戒解除となったからです。大阪で時短要請などが全面解除されるのは、約11カ月ぶりです。

大阪・北新地で50年以上、店を構える老舗のクラブは、8月、9月を休業し、今月から営業を再開しました。その間に、辞めたスタッフもいます。時短要請が解除され、25日から午後8時開店、深夜0時すぎまで営業します。
クラブ山名・山名和枝さん(86):「10月1日から営業時間が午後9時までというのがあったが、あのときの方が、待ってましたとばかりに来てくださった。きょうは街が閑散としている」

高級歓楽街として知られる北新地ですが、年末に向け、以前のように戻るかはまだ不安が残ります。
クラブ山名・山名和枝さん(86):「(他店も)みなさん会えば愚痴ばっかりで、明るいお話は全くなかったけど、受けて立たないと仕方ない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp