アフガン悲劇・・・“輸送機から市民落下”で米軍釈明(2021年8月19日)

 混乱が続いているアフガニスタンで、アメリカ軍の輸送機に市民がしがみ付き、死亡したことにを受け、アメリカ軍が釈明しました。

■米軍釈明「機体の安全が危ぶまれ」

 イスラム主義勢力「タリバン」が首都カブールを制圧した翌日、国外脱出を求め、空港に押し寄せた数千人の群衆。車輪付近や機体の側面には、しがみついているアフガニスタンの市民がいます。

 それにもかかわらず、米軍輸送機は、この直後に飛び立ちました。その後、上空から落下するなど、少なくとも7人の市民が死亡していたことが分かりました。

 アメリカ空軍は声明で、「群衆に取り囲まれ、機体の安全が危ぶまれたため、一刻も早く離陸することを決めた」と釈明。この悲劇に関する、すべてを調査することを決めています。

■融和姿勢も・・・デモ隊に兵が発砲

 一方、タリバンの侵攻を受けて、国外に逃亡し、行方が分からなくなっていたアフガニスタンのガニ大統領が、アラブ首長国連邦に滞在していることが明らかになりました。

 アラブ首長国連邦(UAE)政府:「人道的見地から、ガニ大統領とその家族を受け入れた」

 国際社会が注目しているのは、今後、タリバンがどのような政権運営をするのかです。

 タリバン幹部、ザビフラ・ムジャヒド報道官:「誰とも敵対関係にはなりたくありません。これからは戦争をしたくないからです。もう争いの中で生きる必要もありません」

 融和姿勢を示し、旧タリバン政権との違いをアピールした幹部。ところが早くも、アフガニスタンの東部ジャララバードでタリバンに抗議していたデモ隊に、タリバン兵が発砲し、少なくとも3人が死亡、十数人がけがをしました。

■パラ選手出発できず「助けて」

 また、影響は日本にも・・・。アフガニスタン初めての女性パラリンピアンとして、東京パラリンピックに出場予定のテコンドー代表選手が、現地の情勢悪化で、出発できない状況が続いているのです。

 テコンドー代表、ザキーア・コダダディ選手(18):「ここまで来るのに、私は大変な努力を積んできました。その成果は、決して軽んじられるべきものではありません。結果を出す前に、私の努力が無駄にされたくないのです。
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