ワクチン打っても感染・・・東京・過去最多の3177人(2021年7月28日)

東京都では28日、過去最多の3177人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。1週間平均で見ても過去最多です。今年1月の第3波を完全に上回ったことになります。ただ、第3波と異なるのは重症者数です。ワクチン接種が進んだことで高齢者の感染者が減ったため、重症者の数も第3波のピークの半分ぐらいです。
小池知事:「きのうの新規陽性者数が2848人。65代以上が、そのうちのわずか2.7%。これはワクチンの効果が明白に出ているのではないかと思う。新規陽性者数がどーんと増えると、医療機関に対して、さらなる病床の必要性も出てくる。確保を医療機関にお願いをしているところ。体制は第3波のときとは、また違う状況、改善をしてきた」

病床確保を進めていることを強調しましたが、最前線の現場では一刻の猶予もありません。東京都品川区の昭和大学病院では、中等症以上の患者を受け入れていますが、その病床が満床に近づきつつあるといいます。
昭和大学病院・相良博典院長:「退院して、また(新規)入院されることが結構、繰り返されている。一日に多いときで約4人退院されて、それで2人か、3人くらい入院する。40代、50代が非常に多いことと、20代、30代も比較的多く、最近では入院してきている」
そして、いま増えているのが、40代以下の中等症患者が、重症化するケースだそうです。

第3波を超える感染のうねりは、東京以外にも広がりつつあります。28日は、神奈川・千葉・埼玉の3県すべてで、過去最多の感染者となりました。首都圏の3県は、より強いメッセージが必要だとして、緊急事態宣言の要請を同時に行うべく、調整に入りました。
神奈川県・黒岩知事:「一気に1000人。感染激増状態に入っているということは、改めて確認ができてしまった。大変、大きな衝撃を受けている。まだピークが見えない。どこまで伸びていくのか、先が見えない。いまは夏休み。これからお盆にも向かっていく。人の流れをどう抑えていくのか。非常に大きな課題を抱えている」
千葉県・熊谷知事:「正直、これは始まりにしか過ぎないと思っているので、さらに増加をしていくと考えている。その伸びに対する考え方が、数日、ずれていただけかと考えている」
埼玉県・大野知事:「しばらく、さいたま市と川口市の2市が(まん延防止)措置区域だった。こういったところを対象として、戦術的な対応を行うというこれまでのやり方では限界がある」
29日に3県の知事が合同で会議を行ったのち、国に対し、緊急事態宣言を正式要請する方針です。

感染拡大を抑え込むカギとされているワクチン。ただ、ワクチン接種済みだからといって、感染する可能性はゼロではありません。都内で精神科医として働く男性は、2カ月前に2回目のワクチンの接種を完了していましたが、今月、感染しました。“ブレークスルー感染”といわれています。接種が完了した人でも感染し、無自覚のまま他人に感染させることもあります。男性は、SNSで警鐘を鳴らしています。
精神科医・Sidowさん:「極力、人と会わないようにもしていまけど、“1年前と同じ対策ができていたのか”と言われると、そこは自信を持って『イエス』とは答えられない。コロナにかかって、一番つらいのは、自分の体調というよりも、誰かにうつしてしまったのではないかとか、仕事や関係する方に迷惑をかけてしまったのではないかということ。コロナにかからず、そういう思いをする人が1人でも減ることが大切。ワクチンを打ってなかったら、もっと重症化していて、こうやって動画を撮ることもできなかったかもしれないので、“ワクチンが意味がない”ということではない。
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