「帰ったら死ぬ」日本のミャンマー女性 送還の不安(2021年4月13日)

ミャンマーでは国軍による弾圧で市民に多数の死傷者が出ています。こうしたなか、日本で難民申請中のミャンマー人の間で「送還されるかもしれない」という不安が広がっています。

 帰ったら死ぬ。そう訴える彼女の国はミャンマー。彼女が住んでいたカチン州では12日、国軍による空爆が。幼馴染もデモに参加して刑務所に収容されたそうです。

 人権団体によりますと、犠牲者はこれまでに710人に上るといいます。

 ミャンマーの少数民族・カチン族のラパイさん(仮名44歳)。日本で難民申請中です。

 難民申請中のミャンマー人・ラパイさん:「幼いころ(警察と軍が)玄関を足で蹴っ飛ばして入ってきて銃を向けられて・・・」

 父親が、国軍と対立するカチン独立軍の幹部で、子どもの頃から危険にさらされ、2008年に日本に亡命。

 しかし救いの手を求めた日本で・・・。

 難民申請中のミャンマー人・ラパイさん:「(難民申請を)2回も却下されて最後、裁判をしました。私が難民と認められなければ誰が難民と認められるのか・・・」

 さらに追い打ちをかけるのが、今国会に提出された入管法の改正案。現在は、難民申請の手続き中は送還されませんが、改正法案では、3回目以降の申請者は手続き中でも原則、送還可能になります。

 難民申請が3回目となるラパイさん。

 難民申請中のミャンマー人・ラパイさん:「(Q.この状況で帰されたらどうなる?)帰って死んでという意味ですね。今、帰されたら絶対、捕まって命が本当に危ないので」

 13日、NGO(非政府組織)団体らが日本政府に対し、ODA(政府開発援助)などによる援助を停止し、国軍の資金源を断つよう呼び掛けました。
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