“新たな変異種”水際対策は十分?専門家に聞く(2021年1月11日)

新型コロナウイルスの変異種について感染力が強いとされるのが、イギリス由来と南アフリカ由来で、それぞれ、すでに国内の空港検疫などで、28例と2例が確認されています。今回はブラジル由来の変異種で、4例が確認されています。現在、これら3カ国については、ビジネス関係者の往来を含め、外国人の入国は停止していますが、中国や韓国など11の国と地域については、ビジネス関係者の往来を認めています。政府は「ビジネス関係者の往来についても相手国の国内で、変異種が発見された際には即時停止とする」としています。感染制御が専門の順天堂大学・堀賢教授に聞きます。
(Q.この水際対策をどう見ていますか)
今、緊急事態宣言を出して、必死に感染症を減らそうとしている段階で、感染力が強い変異株が入ってくると、それこそ医療体制が一気に崩壊してしまうかもしれませんので、侵入を少しでも遅らせるための対策としては、極めて妥当であると思います。ただ、いずれ第三国を経由して、いずれ日本に入ってきますので、この間に国内の流行状況を改善し、医療提供体制に余力を回復させておくことが必要。時間を稼ぐという面では、有効な策だと思います。

イギリスの変異種が確認された人のなかには、自宅で健康観察中だった帰国者が会食を行い、そこに参加した人から、感染が確認されたという報告もあります。
(Q.帰国者の行動も厳重な制限が必要だと思いますか)
すべての帰国者に対し、一律に対策を強化する必要はありませんが、変異株が発見された国からの帰国者は、ホテルに14日間停留させて、厳格な行動制限と健康観察を行って、国内への侵入防止を強化するべきなのではないかと思います。
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