「制御不能」イギリスで猛威振るう“変異種”(2020年12月21日)

イギリスで新型コロナウイルスの“変異種”が猛威を振るい始めています。

ロンドンでは先月上旬、一日の感染者は3000人程度でしたが、16日には過去最多の9000人以上の感染を確認しました。その約6割を占めているのが、変異種による感染です。そのため、イギリス政府は、3段階だった警戒レベルに4段階目を追加し、ここにロンドンを含むイギリス南東部の地域を指定。事実上のロックダウンへと踏み切りました。
ジョンソン首相:「変異種は実効再生産数を0.4か、それ以上引き上げる可能性がある。不確実性は多いものの、従来のウイルスよりも最高で70%も感染しやすい恐れがある。心が痛むが、クリスマスの計画を変えざるを得ない」
ハンコック保健相:「残念ながら、新たな変異種を制御しきれなかった。散々犠牲を払って楽しみにしていたクリスマスを目前に、こんな厳しい措置を取ることになり、我々も皆さんも落胆している。私も昨夜、母に『クリスマスは会うことができない』と電話で話した」

周辺国は即座に対応を決めました。フランスでは21日午前0時から48時間、イギリスからの飛行機や鉄道のほか、船の受け入れを停止すると発表しました。ドイツやベルギーなど17の国が入国制限を行うと発表しています。

すでにイタリアやオランダなどのヨーロッパだけでなく、遠く離れたオーストラリアでも感染が確認されています。ただ、変異前のウイルスに比べて致死率が高くなるという報告はなく、ワクチンも有効だとされています。

この変異種による感染者は、日本ではまだ確認されていませんが、油断はできません。
加藤勝信官房長官:「国立感染症研究所によると、我が国において同様の変異したウイルスは確認されていない。特段の事情のない限り(英国からの)新規入国は原則禁止しております。
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