重症者急増 「神奈川モデル」でコロナ満床回避?(2020年12月8日)

東京では8日、重症者が7日より5人増えて60人になりました。日々、重症者数が増えるなか、病床を確保する「神奈川モデル」が注目を集めています。

 迫りくる医療崩壊は避けられるのでしょうか。重症者が急増するなか、神奈川県では新たな取り組みがスタートしています。そして、医師や専門家から一時停止を求める声が相次いでいる「GoToトラベル」に関して、ある調査が注目されています。
 「政府の観光支援事業『GoToトラベル』を利用した人の方が利用しなかった人に比べ、新型コロナウイルス感染を疑わせる症状を多く経験している。特に味覚や嗅覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上約2倍に上る」。これは東京大学などの研究チームが公表した調査結果です。
 8日、GoToトラベルの延長などを盛り込んだ追加の経済対策を決定する政府は・・・。
 加藤勝信官房長官:「GoToトラベル事業については、これまで申し上げてきたように事業者、利用者双方で感染対策を徹底したうえで、引き続き専門家の意見を伺いながら事業を適切に運用していきたい」
 田村憲久厚労大臣:「正直申し上げて評価のしようがない。まだ査読もされていないという話がありますから」
 8日午後、岸防衛大臣が自衛隊の災害派遣について言及しました。
 岸防衛大臣:「北海道内の医療の状況や相対的な深刻度に関する厚労省等の評価を踏まえて、北海道に対する応急的な医療支援が必要との判断にいたったことから早ければ本日中にも災害派遣により自衛隊の医療支援チームを派遣することとした」
 医療の逼迫(ひっぱく)が切実ななか、神奈川県の全国初の取り組みに注目が集まっています。症状などを点数化し、入院を判断する“神奈川モデル”の導入です。現在、国の基準では無症状でも65歳以上なら原則、入院となっています。新たなモデルでは、例えば75歳以上なら3点、糖尿病など基礎疾患があれば1点から2点が加算されます。合計5点以上が入院の“目安”でこの基準を導入すれば、入院患者は現在の半分から3分の1程度になる見込みです。
 神奈川県で主に中等症を見る現場の医師は「入院の判断」に強い不安を抱えていました。入院をしない患者に対しては24時間態勢で保健師などが電話で対応するなど、健康観察も強化するとしています。別の医師は、これだけ新規感染者が増えるなかでは期待が持てない部分もあると話します。
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