菅新総裁誕生を見つめる人々“それぞれの思い”(2020年9月14日)

自民党の総裁選が行われ、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選ばれました。菅氏を待ち受ける最大の課題は、新型コロナウイルス対策です。

群馬県太田市にあるマッサージ店『ヒカリエ療術院』では、緊急事態宣言が出た4月と5月の売り上げは7割も落ち込みました。重くのしかかるのが、毎月の家賃です。そこで、最大600万円を半年分の家賃を支給する“家賃支援給付金”を2カ月前に申し込みました。しかし、いまだに支給されていません。実は、ヒカリエ療術院と同様にいまだ支給されていない人が多くいる現状が明らかになりました。約47万件の申請に対して、支給されたのは約12万3000件(今月11日時点)。申請の4分の1程度にとどまっています。
『ヒカリエ療術院』篠原郁雄さん:「この状況をどう説明してくれるのか。新しい政権に期待する。変わる以上、期待はするけど、大きな期待は持てない」

感染収束が、いつになるのか見えないなか、医療現場からはPCR検査を公費負担で広く行えるよう求める声が上がっています。
『ふじみの救急クリニック』鹿野晃院長:「コロナウイルスは、風邪のウイルスなので、冬に流行する可能性がある。これに加えてインフルエンザは確実にやってくるので、医療崩壊の引き金になってしまう。感染者が出ていない勤務先や学校などでは、PCR検査が自費になってしまっている。できればPCR検査に関しては、諸外国でもやっているように全員希望したら“公費負担”。次の総理には目指していただければ助かる」

菅氏が新総裁に選ばれたことを受けた拉致被害者の家族の声です。
横田早紀江さん:「安倍さんと同じ路線で、きちっと一つのことを見て、一緒にやってきて下さった方がなられたことは、拉致問題というのにとっては、よかったのかなと。結果が出て初めてわかるので、色々な知恵を菅さんも一緒に頑張って、進展していくように、拉致問題が本当にようやく進展できたねという、成果を見せていただきたいなと期待している」

“森友文書”の改ざん問題についても引き続き問われています。改ざんを強制され、自殺に追い込まれた近畿財務局の職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんは、なぜ改ざんは起きたのかを知りたいと、当時の財務省理財局長・佐川宣寿氏と国を相手取り、裁判を起こしています。
赤木俊夫さんの妻・雅子さん:「『(菅氏は)調査はもう終わったことだ』『しつくした』というような発言をされていると思うが、ただ私は第三者による再調査をしてほしいという気持ちに何の揺れもないので、不安は感じてない。続けて再調査をしてほしい、本当のことが知りたいと訴える気持ちに変わりはない」

菅新総裁:「森友・加計・桜、について、安倍政権では、様々な指摘を受けている。客観的におかしい思ったことについては、正していかなければならないと思うし、国民の皆さんに何事も丁寧に説明をすることも大事だと思う」
また、早期の衆議院解散については。
菅新総裁:「せっかく総理大臣に総裁に就任したわけだから、仕事をしたいなと思っている。(コロナ)収束も徹底して行っていきたいと思うし、そうしたなかで、解散の時期というのは。
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