パリが“放置マスク”だらけ 町工場がごみ再生へ(2020年9月11日)

再び感染が広がるパリで今、「マスクごみ」が問題になっています。エッフェル塔やシャンゼリゼ通りなど、ポイ捨てされたマスクがあちらこちらに落ちているといいます。何とかしようと町工場が立ち上がりました。

 高級ブランド店が立ち並ぶ、シャンゼリゼ通りにも、オペラ座の前にも・・・。マスク着用義務が屋内外すべての公共スペースにまで広がったパリ。それに伴って増えたのが、使い捨てマスクのごみです。使い捨ての不織布マスクにはプラスチック原料が含まれていて、これらのマスクごみは環境汚染にもつながってしまいます。
 そんななか、このマスクごみを資源として再利用する会社がありました。パリから車で3時間、のどかな町にある小さな町工場です。不織布のマスクがプラスチック原料を使っているならプラスチック製品としてリサイクルしようというのです。町工場の挑戦でした。社長は市と協力して、6月末からスーパーや病院など市内50カ所に使用済みマスクの回収箱を設置したのです。回収したマスクは安全面から7日間ほど隔離、細かく切り刻んで強力な紫外線でウイルスを殺菌するといいます。こうしてプラスチック製品へと生まれ変わるのです。現在、回収する使用済みマスクは週に1万5000枚ほど。それから作れるプラスチックは、約30キロにもなるといいます。そして新たにフェースシールドの部品などに生まれ変わるのです。
 感染拡大とともに増え続けるマスクごみ。社長は将来、日本企業とも協力して環境問題に取り組んでいきたいと話しています。
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