総裁選“2位争い”過熱の理由は・・・合流新党も討論会(2020年9月9日)

自民党の総裁選では、菅官房長官の独走が伝えられていますが、石破・岸田両陣営は、“2位”をめぐり、し烈な争いを繰り広げています。地方票の上積みに望みをかける石破元幹事長氏は、埼玉県川越市で街頭演説しました。“地方人気”が強みのはずの石破陣営は、危機感を持っていて、電話で支援を呼び掛けています。地方に足を運ぶ石破氏と対照的に、菅官房長官は東京にとどまって、自民党議員の事務所を回り、支持を訴えました。菅氏を支援する議員が、SNS用の動画を作成。若者に支持を呼び掛ける狙いです。岸田政調会長は、茨城県の県議らを訪問しました。岸田陣営が、強く意識しているのが石破氏です。派閥の人数で上回っているだけに、石破氏に負ければ、党内での影響力に傷が付きかねません。巻き返しの秘策は、SNSによる党員との交流です。『生きっしー』と名付けた生配信を企画し、何でも答えると呼び掛けたところ、たくさんの質問が寄せられました。

選挙戦を取材するテレビ朝日・政治部の与党キャップは、こう指摘します。
 与党キャップ・山本志門氏:「石破、岸田氏とっては、どちらが2位につけるかが勝負。2位なら、次の総裁選も見据えた動きができる。3位であれば、来年秋の総裁選の芽もなくなりかねない。地方票のほとんどは、党員による予備選で行われ、郵送の関係で、早めに締め切られるため、実は、この数日が勝負になっている。(菅氏は)地方票でも完勝することで、派閥ではなく、国民からの広い支持を印象付けたい。そのうえで、解散総選挙に弾みをつけていきたい」

3候補者は9日、党の青年局と女性局が主催した討論会で、女性・子育て政策について、論戦を展開しました。
 石破元幹事長:「世界の事例に学んで、できることはたくさんあるはず。いい事例を一つ一つ実行していく。そのためにも地方創生は、大事なことだと心から思う」
 菅官房長官:「出産を希望する世帯を広く支援するために、不妊治療の保険適用を実現したい」
 岸田政調会長:「育休等の環境整備、保育所等の受け皿の整備、さらには出産費用を実質ゼロにするような後押し。こうしたことも大事」

一方、野党・合流新党の代表選。9日に行われた候補者討論会では、女性の国会議員が衆議院で“1割”という現状を踏まえ、女性議員を増やすための手法について、問われました。
 国民民主党・泉政調会長:「1回目の選挙のときには、少しずつでも優遇して、枠を作り女性を増やす。要は選挙の条件でいえば、平等ではないかもしれない、党内では。しかし、議会のなかに女性が一定数以上いることのほうが正常。そういう認識を持って、議席を増やしていく努力をする必要がある」
 立憲民主党・枝野代表:「女性の皆さんが現実の壁に立ちふさがれているのと同様に、政党としても最大限パリテに近い、(男女)半々にしたいという状況に対する現実の壁と立ち向かっている。しっかりと当事者である女性議員や、関係者の皆さんと協力して、この厚い壁に共に立ち向かっていきたい」
その他、消費税については、ともに期間を限定してゼロに引き下げることを訴えています。
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