トランプ氏 黒人銃撃の現地視察も・・・被害者に会わず(2020年9月2日)

アメリカのトランプ大統領が、黒人男性が警察官に銃で撃たれる事件が起きたウィスコンシン州ケノーシャの街を視察しました。ただ、現地で会ったのは被害男性やその家族ではありませんでした。

トランプ大統領が訪れたのは、事件に抗議するデモが起きるなかで放火の被害を受けた建物で、所有者らに話を聞く姿を報道陣に見せました。
トランプ大統領:「皆さんを支援したい。何か言いたいことは?」
建物の所有者:「大統領に来て頂き、感謝しています」
もう一カ所訪れたのは、対応にあたった警察官たちのもとでした。
トランプ大統領:「感謝を伝えにきた。素晴らしい仕事だった」
デモ活動に乗じて一部の人が暴力的な行為に及んだことについて、トランプ大統領は「あれは平和的な抗議でなくテロだ。“反警察”的な発言は非難すべきだ」としています。

今回、トランプ大統領が訪れたウィスコンシン州は2カ月後に迫った大統領選の激戦州で、暴力行為に対して強い姿勢を見せることで支持を集める狙いがあります。一方で、警察による暴力の被害者には冷淡です。重傷を負ったジェイコブ・ブレークさんや家族に会うことはなく、その名前さえ口にしませんでした。
トランプ大統領:「あれは大きな事件で今も捜査中だ。込み入った問題だが、気の毒だとは思っているさ」
アメリカには、黒人が警察に射殺される割合が白人の2.5倍に上るという現実があります。その背景として浮かび上がるのが『制度的な人種差別』。黒人として生まれただけで、不利になる構造があるといいます。
トランプ大統領:「(Q.黒人指導者らは“差別は制度的”だと指摘しているが?)そうは思わない。警察の仕事ぶりは素晴らしい。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp