「正義のために戦う」ハリス副大統領候補を正式指名(20/08/20)

アメリカ大統領選挙に向けた民主党の党大会が3日目を迎えました。黒人女性として初めて副大統領候補に指名されたカマラ・ハリス上院議員の受諾演説が行われました。

ハリス議員は、インド出身の母親から「パイオニア=先駆者になれ」と育てられてきました。警備上のコードネームを『パイオニア』とするほど、その言葉にはこだわりを持ち、これまでにも実行してきました。例えば、カリフォルニア州の司法長官を女性として務めたのもハリス上院議員が最初です。州の特別捜査官にボディーカメラの着用を初めて義務付けたのもハリス上院議員です。
 大学時代の友人のゲイル・ダンリーさん:「カマラは若いころから、自分の力強さを自覚している女性だった。その力強さに加えて、才能があり、恐れを知らない。それがカマラであり、上院議員や司法長官、そして、副大統領に求められる資質を持っている」

ハリス議員の受諾演説は女手一つで自分を育てた母親への言及から始まりました。
ハリス議員:「母からは公職に就くことは崇高な大義であり、正義のために戦うことは、みんなの責務だと教えられた。その言葉を胸に私は弁護士、地方検事、司法長官、上院議員になった。母は私に、人に尽くすことで、人生の目的と意味が得られると教えてくれた。今、この場に母がいなくて残念だが、空からきっと私を見守っているはず」

民主党がハリス議員に一番期待しているのは、マイノリティ票と女性票を取りまとめ、トランプ大統領の再選を阻止する原動力になることです。
 ハリス議員:「ドナルド・トランプの失政によって命と生活が失われている。新型コロナウイルスは、私たちみんなに害を及ぼすものの、決して平等ではない。苦しみ亡くなる方の多くは、黒人、ヒスパニック、先住民ら。これは単なる偶然ではなく、構造的な人種差別の影響。はっきり言いましょう。人種差別にワクチンは存在しない。私たちの手で撲滅するしかない」

そして、この日は、今でも絶大な人気があるオバマ前大統領も演説しました。
 オバマ前大統領:「大統領職をリアリティショーにして目立ちたいだけ。ドナルド・トランプが大統領の器として成長することはなかった。できないんだ。パンデミックのような大きな問題を協力して解決するには、“でっちあげ”ではなく、事実、科学、ロジックに忠実であるべきで、これに議論の余地はないはず。共和党、民主党の主義主張ではなく、アメリカの基本理念だ。人として最低の衝動がむき出しとなり、アメリカの評判は地に落ちた。民主主義制度は危機にある。我々の民主主義に新たな意味を持たせるのは皆さんだ。より良い世界へ導くのも皆さんだ」

『トランプかアメリカか』を有権者に問うのは民主党の戦略の一つです。
 ハリス議員:「これから何年か先、子どもや孫たちが皆さんの目を見て『国が危機だったころ、パパやママはどうしたの?』『どんな様子だった?』と質問するでしょう。
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