コロナ禍の盆明け・・・GDP“戦後最大”の落ち込み(20/08/17)

例年とは違う、お盆休みが終わりました。横浜市など一部地域の公立小中学校で新型コロナウイルスの影響による学習の遅れを取り戻そうと、夏休みを短縮して17日から授業が再開されました。新型コロナウイルスと猛暑への警戒は、まだ続きます。東京都の17日の新規感染者は161人と、6日ぶりに200人を下回りました。ただ、東京の猛暑日は3日連続です。東京都では、午後9時時点で、290人が熱中症とみられる症状で搬送されました。東京都監察医務院によりますと、今月に入って、熱中症の疑いで亡くなった人は、23区内だけでも53人に上っています。ほとんどの人が、エアコンを使用していなかったといいます。

17日に最も暑くなったのが、静岡県浜松市で正午過ぎに41.1度を記録。2年前、埼玉県熊谷市で記録された国内の最高気温に並びました。浜松市内では、16日も、40.9度を記録しています。今、日本の上空には、勢力の強い太平洋高気圧が居座っています。その高気圧の縁が、ちょうど静岡辺りにかかり、縁を通る風が静岡と愛知の県境付近の山を越えて、浜松に流れ込み、フェーン現象をもたらしました。

厳しい暑さが続くなか、感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの経済への影響も深刻です。4月~6月のGDP=国内総生産の成長率は、年率でマイナス27.8%となり、リーマンショックを超えて戦後最大の落ち込みとなりました。政府は6月以降、景気は持ち直し始めたとしていますが、その後も、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産が相次いでいて、全国で440件、確認されています。

千葉県御宿町の海水浴場のそばにある土産物店『シーガル』は、この夏の営業を最後に閉店することを決めました。1970年代~80年代にかけては、ひと夏に100万人を超える人が詰め掛けたといいます。一日に400万円を売り上げた時代がありました。しかし、今年は店の客足も伸びず、維持するだけで、出費がかさんでいき、閉店を決めたといいます。

創業135年の歴史を誇る国内最大手の三味線メーカー『東京和楽器』は、5月に廃業の方針を固めました。演奏家が高齢化して減少するなど、元々、三味線の需要が低迷していたところに、新型コロナウイルスが追い打ちをかけました。ところが、廃業の話を知った客から駆け込みの注文が相次ぎ、支援のためのクラウドファンディングも立ち上がりました。当初、6月にも廃業する予定でしたが、今、ギリギリのところで踏みとどまっています。ただ、こうした支援も事業存続の決定打とはいえない状況です。『東京和楽器』の大瀧勝弘代表(80)は「今年いっぱいは、今の流れだったら、十分、大丈夫かなという雰囲気。今、駆け込みで、それが全部、終わっちゃったら、先はどうなのか保証はない」と不安を口にします。
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