東京4日連続50人超え 今後拡大は・・・専門家に聞く(20/06/29)

経済活動が再開する一方、東京都では、新型コロナウイルスの感染拡大が収まりません。新規感染者の数は、28日は60人、29日は58人と、緊急事態宣言の解除以降、最も多い水準に達し、4日連続で50人を上回っています。29日に確認された58人のうち、少なくとも32人は夜の繁華街で接待を伴う飲食店に関係する人だということです。

夜の繁華街でクラスターが発生しているのは東京だけではありません。宇都宮市のキャバクラ店では、これまでに従業員8人の感染が確認されています。
 栃木県・福田知事:「県外から来た方が、お店で感染拡大の要因となった認識。接待を伴う飲食店において、今後感染が発生した場合には、濃厚接触者に限らず、状況に応じて幅広くPCRの検査を実施してまいります」
この2週間に90人以上の感染が確認されている埼玉県では、大野知事が、都内での会食を避けるよう呼び掛けました。
 埼玉県・大野知事:「埼玉県の過去2週間の新規の陽性患者は東京由来。東京で感染してきた方、東京の方が埼玉に来てPCR検査受ける方が増えている。都内での会食や繁華街へのお出掛けは、可能な限り避けて頂きたい」

活動の再開から一転、再び休業に追い込まれたところもあります。北海道小樽市では、博物館のほか、図書館や美術館など公共施設22カ所が、少なくとも来月12日まで休業となりました。小樽市では、昼からカラオケができるスナック3店舗で、クラスターが発生していて、関連する感染者はこれまでに37人に上っています。市は、こうしたいわゆる“昼カラ”の営業自粛を要請しました。

懸念される感染者の増加。しかし、政府は緊急事態を再び宣言することには慎重な姿勢です。
 菅官房長官:「症状の有無にかかわらず、濃厚接触者などに積極的な検査を行っている結果も含まれる。感染リスクをゼロにすることはできず、感染リスクをコントロールしながら段階的に社会経済活動のレベルを引き上げていく」
ただ、東京ではこれまでの基準に照らし合わせると警戒すべきレベルとなっています。休業などを再び要請する際の目安としていた3つの主なモニタリング指標のうち、1週間平均の新規感染者は5月9日以来の51.9人、感染経路不明の人の割合も51.0%と、再要請の目安を上回っています。これは第2波の兆候なのでしょうか。
 国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授:「若い方が感染者のなかで多いので、いきなり重症化して入院される方は少ない。しばらくの間は医療現場が多くの入院患者であふれることはたぶんない。数が増えて高齢者が多くなると、病院の中にも多くの患者が入ってくる。感染者の増え方を見ていく必要がある」「3月末~4月ごろに比べて、増え方は鈍くなってくると思うが、人の動きが活発になっているので、長期的には感染者は増加傾向となる」

東京都はモニタリング指標の見直しを進めていて、30日に新たな方向性を示す方針です。
 東京都・小池知事:「感染者・陽性者数は検査の数が増えているぶん増えているが、確認ができる体制が整っている。
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