自宅待機中に急変、どうすれば・・・突然重症化の恐怖(20/04/23)

新型コロナウイルスに感染して自宅で療養していた50代の男性が、体調が急変して亡くなりました。男性は亡くなる前日に保健所との電話で体調不良を訴えていました。

 自宅で待機していた男性。容体は急変したといいます。
 埼玉県・大野元裕知事:「埼玉県においても療養中の方がお亡くなりになりました。この方は症状が発症後1週間以上経ち、容体は安定していましたけれど、翌日に急変して・・・」
 亡くなったのは埼玉県の50代の男性。11日に38度を超す熱が出るなどしてPCR検査を受けて感染が確認されました。ただ、軽症と判断されたため自宅で待機となったのです。異変が起きたのは待機の5日目。男性は「38度を超える熱がある」などと話したといいます。県は入院も視野に入れたといいますが・・・。「(保健所の担当者に)少し息苦しいが、今は大丈夫」という男性の言葉を受け、夜間の入院は見送ったといいます。異変に気付いたのは男性の父親。21日に男性宅を訪ねたところ、倒れていて、病院で死亡が確認されたのです。気になるのは急変の原因ですが、県側は基礎疾患などは明かせないとしています。
 埼玉には370人を超す自宅待機者がいます。病床はあってもスタッフが不足し、対応が困難だといいます。そんななか、新たな対策も。待機者にパルスオキシメーターなる機器を配ることを検討しているといいます。この装置、指にはめるだけで簡単に血中の酸素の量が表示されます。この数値が下がると肺の機能が落ちている可能性があり、重症化のサインになるということです。パルスオキシメーターで直接、新型コロナウイルスへの感染を確認できるわけではありませんが、埼玉県では感染者の体調把握に役立てたいと考えています。
 一方、専門家が注目するのが呼吸の乱れ。
 りんくう総合医療センター・倭正也感染症センター長:「安静にしていると皆さん、意外と呼吸状態が悪くなっているのが分からない。トイレに行くような簡単な歩く動作でも呼吸が苦しくなったりすると最初のサイン。行政の担当の方にきちんと連絡する」
 倭医師によれば、基礎疾患がない40代から50代でも一気に重症化することがあるといいます。今回の件を受けて厚生労働省は今後、軽症者や無症状者には自宅ではなく施設での宿泊療養を原則とする方針に変更したということです。
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